【初心者でもわかる製造業向けBI活用講座】相関が高い因子を特定するR2乗ランキング機能とは!?

どーも、豆腐メンタルです。

今日はスーパー相関図の活用事例「R^2ランキング」をご紹介。

 

先日、スーパー相関図の活用術をご紹介しましたが、上司からこんな相談が…

上司「結局どの因子が一番相関が高いのか、探すの面倒なんだけど。」

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「自分で探してくださいよ…」と言いたくなりましたが、確かにそれがわかった方が便利ですよね。

というわけでこんな方法を考えてみました。名付けて「R2乗ランキング」!

設定方法

相関図にR^2を計算させ、カードを使って表示する方法を下記の資料でご説明しましたが、今回はこれを使います。

まず、棒グラフのアイコンをクリック。縦軸に計算させた「r^2」のデータをドラッグ&ドロップ!横軸にはX軸用のシートから、「属性」を持ってきます。

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さらにスライサーを選択してY軸用のシートから「属性」をドラッグ&ドロップ!

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注意:棒グラフの横軸に入れる「属性」はX軸シート、スライサーに入れる「属性」はY軸シートにしてね!同じ属性を入れるとうまくいきません!

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以上の手順で、棒グラフが作成されます。

R2乗ランキングの使用方法

スライサーでたとえば「D01」を選択すると、「D01」と各属性のR^2が出力されます。

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一番左はD01同士の比較なので、r^2は1となりますが、次の項目が今回登録している項目の中で一番r^2が大きい因子となります。

ランキングができるため、まずはこのグラフを見て全体感をチェックし、気になる因子をスーパー相関図で確認すると効率的です!

スライサーで属性を変更するだけで、グラフを変更可能なので、楽チンです!

例えば、以下は製品分析4のグラフ。

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最後に、属性以外のスライサーも設置して完成!

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ランキングを見ることで、予想外の因子が高い相関を示すことがあるので、ぜひ使ってみてほしいです。

以上、豆腐がお送りしました!

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