どーも、豆腐メンタルです。
今日は、年末年始の時間を有効活用し、プロテインスキマーを自作してみたので、作成方法と効果をまとめてみようと思います。
プロテインスキマーとは?
プロテインスキマーとは、水中のタンパク質(えさ、糞など)を、除去する装置のことです。
昨年、何度も水質改善の記事を書きましたが、ライブロックの導入などは、生物分解でタンパク質を無害な硝酸塩に分解する方法。
これに対して、プロテインスキマーはタンパク質のまま系外へ排出していきます。分解前に排出すると、硝酸塩が発生しない=水替え頻度を減らすことができます。
プロテインスキマーの原理
プロテインスキマーには、ベンチュリー式とエアリフト式がありますが、今回はエアリフト式についてまとめます。
タンパク質には、親水性と疎水性の部分が混在しており、空気の泡の周りに集まる性質があります(詳細は、化学的な説明が必要なので今回は割愛!希望があったらまとめます)。そのため、空気の泡と接触させると、徐々にエアーの周りにタンパク質が凝集し、強固な泡が発生します。
◎イメージ図(あくまでイメージです)
あくまでイメージ図なので、「タンパク質はアミノ酸の集合体だから、親水基が一つはおかしい!」とか言わないように!
たとえるなら、お鍋のあく。水の沸騰で発生する泡に、肉や魚のタンパク質が凝集し、強固な泡を形成し、この泡を自動で排出してくれる装置です!
プロテインスキマーを購入してみよう•••
というわけで、プロテインスキマーを購入してみようと思います。気になるのはこちら! おしゃれなマメスキマー。しかし、お値段9,680円・・・私のお小遣いでは厳しい!!!
というわけで、恒例の自作を検討しました。
ペットボトルでプロテインスキマー自作!
今回はペットボトルを使って、マメスキマーっぽいものを作ることにしました。作り方は、超かんたんです。
①ペットボトルを用意
②底をカッターでカット
③エアー装入用の穴をふたに開けてパイプ挿入
④汚水排出用の穴をペットボトル側面にあけて、チューブをバスコーク(100均で売ってるよ!)で固定
⑤結束バンドで固定用の吸盤を設置
⑥チューブを装着
⑦エアー装入チューブにマメウッドストーンを装着
以上の行程で製作されたプロテインスキマーを設置いたしました。
プロテインスキマーの効果は!?
設置してみて、まずウッドストーンがペットボトルのセンターに来なかったので、輪ゴムを使ってセンターになるように調整してみました。
これで泡がうまくあがってくるかと思いきや、なかなかあがってきません。おそらく、ペットボトルが太すぎると推定しました。はじめ使っていたのは、紅茶花伝 CRAFTEA。細身のペットボトルなのでいけそうでしたが、効果は今ひとつ(味は一級品です!)
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泡上がりがいまいちだったので、もっとシャープなペットボトルを3ヶ月ほど探し周り、遂に年末に発見しました!
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驚きの先細り感!!!これは、泡もあがってくれるだろうと期待して購入しました。そして設置したのがこちら!
どんどん泡があがってきます!やはり細さが重要だった模様です。こちらのプロテインスキマーから排出された水はこんな感じ。
汚水とまではいきませんが、透明な水槽の水から、黄色い水が排出されており効果あり!
試験紙で、排出水の水質をチェックしてみたところ、pHは少し高め、硝酸塩、亜硝酸塩共に0だったので、糞などから発生したアンモニアが残存した汚水が除去されているものと思われます。
というわけで、今回は年始からいい年したおじさんが工作をしたご報告でした。手作りのもので、効果が出ると楽しいですね!ういた一万円で何を買おうか・・・
以上、豆腐が送りしました!
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