どーも、豆腐メンタルです。
今回は、LEDライトの拡散板についてです。
ブラックライトの色混ざりについて
先日、格安のLED「ブラックボックス」を購入しました。
パワーもあり、稼働音も小さいため満足しておりましたが、ツイッターにて「色混ざりがよくないので、ライトの位置をもう少し高くしたほうがいいですよ!」というコメントをいただきました。
確かに、水槽内を見ると、赤や緑の光が水槽底に直接届いてしまっていました・・・
ライトの位置を高くするのは設置位置的に難しいため、ライトに拡散板をつけることにしました!
拡散板の仕様検討
拡散板はどんなものを使用したらいいのか、まじめに検討を行います。
①LEDライトの波長
私が使用しているLEDライトの波長はこれです。
1チャンネル
ブルー(460nm)×27
2チャンネル
ナチュラルホワイト(7500K)×4
ウォームホワイト(3500K)×6
レッド(660nm)×4
グリーン(520nm)×2
バイオレット(420nm)×6
UV(395nm)×6
使用しているブラックボックスの最も短い波長は395nm。波長が短いほうが、透過率が低い傾向がありますので、UV波長を効率的に通せる材質を検討して行きます。
②材質と透過率の関係
拡散板で光を拡散しますが、光が拡散板を通過してこないことにはどうしようもありません。よって、材質は重要です。
材質別の透過率は、アクア雑誌やインターネットの情報をかき集めた結果がこちら。
やはり、UVを透過する材質でいうとアクリル、ガラス。一瞬ガラスにしようかと思いましたが、私のLEDには395nmの波長までしかついていないため、割れやすいガラスよりもアクリルにすることにしました!
③拡散板の購入
材質を決定したら、あとは拡散板を購入するだけです。
いろいろな製品をチェックしました。
数あるアクリル板のなかから、私がチョイスしたのはこちらの商品。
アクリル板加工専門販売のアクリルショップはざいや / アクリル板 ファンタレックス ドリーム 高透過高拡散板 D-710M (片面マット)板厚(3ミリ)220×300
「高透過高拡散板」というキャッチフレーズにひかれて、こちらをチョイスしました。
はざいやさんでは、2カットまで無料とのことなので、ブラックボックスのサイズ(400×210mm)にカットいただきました。
拡散板の効果について
さっそく、ブラックボックスに拡散板をセットしてみました。
恰好が悪いですが、テープでブラックボックスに貼り付けました。
半日LEDを点灯し続けていますが、熱がこもる感じもないため、ひとまずこれで稼働開始。
①色混ざり
一番の課題は色混ざりの悪さ。
拡散板なしの状態で、水槽の蓋の上に紙を置いてみるとこんな感じ。
色はほぼ混ざっていないため、どの色がどこに配置されているかよくわかります。
次に拡散板をつけた状態がこちら!
結構混ざっている!
ライトの直下10cmくらいがこれなので、もう少し水面からライトを離すことができればもっと改善できそう!
続いて、私の主観も入ってきますが、生体への影響をまとめてみます。
②苔の発生が減る
まず、拡散板がついていなかった頃は、ライブロックに苔が大量発生していました。
しかし、設置後はコケの発生が止まり、さらにガラス面に発生する石灰藻の発生速度が上がりました。
光の微妙な違いでも、こんな変化があることに驚きです。
③海藻の照明やけが治る
ブラックボックス導入後、海藻が白っぽくなる現象が起こっていました。
なんで色が抜けてしまうのか不思議に思っていましたが、どうやら光が強すぎた模様。
拡散板をつけて一週間ほどで、赤色が回復しました!
④生体が元気な気がする!
ここからは、あまり定量的なデータがありませんが、マメスナギンチャクの調子が上がています。
拡散板をつける前は、あまりポリプが伸びていませんでしたが、現状はふさふさで毛深いマメスナになりました!
ミドリイシさんも、これまでは何とか維持できている状態でしたが、ポリプが少しずつ緑に輝くようになってきています。
コーラルレンズ持ってないから、緑のポリプを撮影することができず・・・
ブラックボックスは安価な分、色混ざりがあまりよくないとは聞いていましたが、拡散板をつけるだけで、生体への影響がいろいろ改善しますので、拡散板の設置はお勧めです。ブラックボックスをお持ちの方は、ぜひ購入を検討してみて下さい。
以上、豆腐がお送りしました。
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