どーも、豆腐メンタルです。
我が家の海水水槽で、海水魚たちの縄張り争いが発生しました。今日は、海水魚の縄張り争いを終結させる対策についてご紹介したいと思います。
いじめっ子を探せ!
というわけで、何が起きたのか、学園ドラマ形式で説明していこうと思います。
登場人物:先生(私)、二モ(カクレクマノミ)、ヒメ(ハタタテハゼ)、学級委員(我が家の息子)
先生「えー、わがクラスでいじめが発生していると噂で聞きました。いじめを見たという生徒は、先生に教えてください。」
二モ「何だよ!証拠はあんのかよ?ああーっ!?」
先生「ひぇっ!ん、んまぁ噂だけだからそんなに怒らないで。」
ヒメ「・・・(びくびく)。」
学級委員「先生、僕、二モ君がヒメちゃんをいじめているところ見ました!」
先生「!?い、委員長くんそれ本当?」
二モ「なんだよ、じゃあ証拠見せろよ!」
先生「・・・・」
さあ、面倒なことになってきました。二モちゃんがヒメちゃんをいじめている模様。豆腐メンタルな先生は、不良生徒の二モ君にびびりまくっております。
先生「証拠と言われてもなあ・・・」
学級委員長「先生、ぼく証拠をおさえています。これを見てください!」
二モ「!?」
先生「どれどれ?」
先生「んーーー、よくわからないな・・・」
委員長「先生、これと比べてみてください!」
先生「こ、これは・・・」
我が家の息子が、いじめの決定的証拠を押さえてくれました。ヒメちゃんの尾びれがぼろぼろになっていたのです。
水槽内でいじめが起こっていることにいち早く気づくには、やはり日々の観察が重要だと気づかされました。息子が教えてくれなかったら、手遅れになっていたかも・・・。息子に感謝です。
さて、犯人は二モちゃんしかおりません・・・しかし、なぜこんな悲劇が?
クマノミの喧嘩の原因調査
カクレクマノミはスズメダイ科で、比較的おとなしいものの、縄張り意識が強く、喧嘩を起こしやすい品種です。喧嘩を発生させたくなかったので、穏やかな性格のハタタテハゼを相棒にチョイスしたのですが、喧嘩を回避することはできませんでした。
しかし、水槽導入直後は仲良くしていた二モちゃんとヒメちゃん。なぜこんなことがおこったのか?原因はこれでした。
最近、ライブロックを新調し、水槽へ導入しました。その際レイアウトを変更したのですが、これがまずかったようです。
では、何がまずかったのか、検証していきます。
まず、これがひめちゃんが我が家にきたときのレイアウト。
ライブロックも一つしかなく、超シンプルレイアウト。クマノミは右のフジツボ、ハタタテハゼは左の岩の中で就寝するため、こんなに近くにいるのに、全く縄張り争いが発生しませんでした。
続いて、ライブロックが到着した直後のレイアウトです。
この時はまだ、二匹は仲良しで、二モちゃんが求愛ダンスを披露するほどでした。
しかし、二人の中が突如引き裂かれることになったレイアウトがこちらです。
先日ライブロックを購入し、かねてから目標にしていたアーチ型のライブロックを製作しました!少ない石で大きなアーチを作ることができ、喜んでいました。
私と同様、二モちゃんも大きなアーチを気に入り、自分の縄張りとして認識してしまいました。そのため、ごらんのように二匹の縄張りがかち合ってしまったのです・・・その結果、今回の事件が起こってしまったのです。
このような悲劇を繰り返さないために、対策を検討しました。
縄張り争いを終結させるための対策
さて、土日をフルに活用して、対策を検討しました。図解つきで説明していきますので、お楽しみください。
対策①ライブロックのレイアウト変更
まず、レイアウト変更を実施しました。調べて見ると、「ライブロックのレイアウトは、縄張りを意識してきめましょう!」と書いているものの、具体的にどう意識したらいいのかわかりません。というわけで、思考錯誤した結果をまとめます。
まずはレイアウト調整です。大きなアーチ一つの場合、カクレクマノミの縄張りが大きくなり、ハタタテハゼの居場所がなくなってしまうため、アーチを二つに分割しました。
ひとまず下記の配置としました。
アーチの位置が非常にデリケートで、ふたつのアーチが近すぎると、カクレクマノミが両方を縄張りにするので、二つのアーチをできるだけ離し、別居させるようにしました。
この状態でカクレクマノミを泳がせてみると、今後はカクレクマノミが右に左に暴走しまくるという謎の現象が発生しました。ほっといたら落ち着くかと思いましたが、小一時間暴れていたので、もうすこし調整をかけます。
試行錯誤しながら試してみて、ようやく原因をつかむことができました。原因はここ!
フジツボとライブロックの間の距離です。はじめは1cmくらいの隙間しかなかったのですが、ここを2.5cm程度まで拡張。
すると、二モちゃんは岩の後ろからフジツボの寝床にすっと収まりました。どうやら、岩とフジツボの間の通路が狭くて、文句を言っていた模様・・・「海水魚ってこんなにデリケートなのかよ・・・」と驚きました。
対策②カクレクマノミを隔離
ライブロックの位置変更を実施し、対策は万全!と喜んでいましたが、まだまだ終わりません・・・
なんと、いじめで体のみならず心を傷つけられたひめちゃんは、巣穴から一切出てこないひきこもりになってしまいました・・・
また、二匹がなかよく泳ぐ姿が見たい私は、二人の仲直り大作戦を決行しました!
これが仲直り作戦の全貌である。
箱に入った二モちゃん(これは虐待ではありません)。
過敏になってしまったひめちゃんのメンタルケアのため、二モちゃんを隔離して、攻撃されない状況を作りました。ひめちゃんを隔離すると、パニック状態に陥りかねないため、二モちゃんに責任を取ってもらいました。
3時間ほどすると、ひめちゃんのほうから二モちゃんに近づいていき、「ざまーみろ!」と言わんばかりの泳ぎを見せ始めたので、二モちゃんも開放してあげました。
仁義なき戦いのその後・・・
その後、二人はどうなったかというとこうなりました!
二モ「ひ〜め〜ちゃん!デートしよ☆!」
ヒメ「はいはい、私は一人でお散歩します」
というわけで、無事仲良しの二人に戻りました。よかった、良かった。
今回はカクレクマノミの縄張り争いの対策についてまとめました。
今回の一件で、海水魚飼育の奥深さ、難しさを痛感しました。わからないことばかりですが、難しいからこそおもしろい!これからも二モちゃんとひめちゃん飼育をがんばっていきますので、よろしくお願いします!
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