どーも、豆腐メンタルです。今日は我が家の息子のお話。
我が家のお兄ちゃんは4歳になり、生き物(魚、虫、野菜)に興味を示し始めました。そんなお兄ちゃんが飼い始めたザリガニがなんと全滅・・・衝撃的な経験をしたお兄ちゃんの心に与えた影響について、父親の私が記録を残しておこうと思います。
息子のプロフィールと生き物が苦手になった理由
我が家のお兄ちゃんは、ものすごく慎重な男の子。人見知りも激しく、お母さんの周りから離れようとしない子供です。さらに、父親の私が気になっていたのは、小さい生き物を怖がる点でした。
生き物を怖がるのは、子供には良くあることで、特に気にする必要はないようです。ただ、親が不必要に子供の恐怖心をあおってしまうと、極端に臆病になるそう。
この点については、一つ心当たりがありました。実は、私は虫が苦手です。昔、家でゴキブリが出たとき、ものすごくおびえながら撃退しました。そんな父親の姿をみて育った我が家の息子・・・当然、虫が苦手になりました。
また、私の妻にも心当たりがありました。息子が1歳半くらいの時、公園で小さなアマガエルを見つけた妻。なにを思ったのか、捕まえてぽんと息子の手に乗せたところ、息子はフリーズ。それ以降、生き物を見つけても絶対に手を出さなくなりました(笑)。
このままではまずいと思ったお父さんは、密かに「息子の生き物嫌いを直す」というミッションに着手したのです。
息子の生き物嫌いを直す努力
というわけで、我が家では生き物とふれあう機会をできる限り増やすようにしています。
STEP1. テレビで生き物を知ろう
まずは、絶対にふれあいのないテレビから開始です。我が家のお兄ちゃんは、下記の番組で動物についてお勉強しました。
・ザ!鉄腕!DASH!!!
・ダーウィンが来た
STEP2. 動物園や水族館に行こう
続いて、動物を見ることにチャレンジです。なれてきたら、動物ふれあいイベントにも参加するようにしました。
◎動物園
◎水族館
STEP3. 動物を捕まえてみよう
徐々に生き物が好きになっていくお兄ちゃん。お兄ちゃんが好きな動物の中で、実際に捕獲が可能な動物が無いかを必死でリサーチ。実際に取りに行けたのは、以下の動物たちでした。
①ハゼ(魚)
鉄腕DASHの江戸前ハゼ特集にはまっているのを知った私は、釣りに連れて行きました。生きた魚を初めて自分で釣り上げました。
②エビ、ヤドカリ、貝
海の小さい生き物はおとなしいので、少しずつ触れるようになってきました。昔は、「お父さんが捕まえて!!!」とべそをかいていた息子も、最近では自分で捕獲します。
③ザリガニ
私のすんでいる所は田舎なので、その辺の水路にザリガニがたくさんいます。最近は網を片手にその辺のザリガニを捕りまくっています。本当に、ここまで成長してくれて嬉しい。
STEP4. 生き物を飼ってみよう
本格的に生き物が好きになり始めたお兄ちゃん。ついに、自宅で生き物を飼い始めるところまで成長します。
①海の生物(ヤドカリ、カクレクマノミ、貝)
息子がヤドカリを家に連れて帰りたいといったあの日は今でも忘れません。そして、あの日諦めなかった自分をほめたい。最近では、むしろ私の趣味になってしまいました。
②ゾウムシ
先日、妻の実家から山菜が送られてきました。その中にこんな虫さんが。
この虫はゾウムシというらしい。虫嫌いの私は、その虫を見てゾワッとしましたが、我が家の妻は「かわいいね〜」と息子に見せていました。すると、耳を疑う発言が!
お兄ちゃん「かわいいね。飼いたい!」
あれだけ小さな虫が苦手だったお兄ちゃんが、虫を飼い始めました。ここにはかききれないチャレンジもたくさんありましたが、本当によく成長してくれたと思います。
生き物嫌いを克服した息子を襲う悲劇
先日こんなやりとりが。
息子「ザリガニたくさん捕まえたから、家で飼いたい。」
妻「自分でお世話できるならいいよ」
息子「わかった!」
ゾウムシ君で自信を付けた息子は、ザリガニを飼うことにしました。我が家の海水アクアリウムは、私がメンテナンスを行っておりますが、その姿を見た息子も、がんばってお世話をしていました。
しかし、水替え時に致命的なミスを犯しました。通常、水道水には生物に有害な塩素が入っており、塩素抜きをする必要があります。しかし、塩素抜きが十分でなかったようで、次の日ザリガニが全滅しておりました。親である私が、もっと注意していれば防げた事故でした。ザリガニ君達には、大変申し訳ないことをしました。
全滅してしまったザリガニを見て、息子は号泣しました。
昔はザリガニをみておびえていた我が子ですが、本当に生き物が好きになってくれたようです。ザリガニの死によって、生き物がまた苦手になってしまったかもと心配しましたが、「もう一回ザリガニが飼いたい」と言ってくれました。
ザリガニを全滅させてしまった息子は何を思ったのか?
そしてもう一つ変化がありました。これまで水替えは気が向いたときにやる程度でしたが、あの悲劇以降、毎日自分で水替えをするようになりました。
私のミスで、ちゃんとお世話しないと生き物は死んでしまうことを体験させてしまいましたが、逆に命の大切さを息子は学んでくれたようです。
「自分で責任を持ってお世話するんだよ!」と子供に言うことは簡単です。しかし、それを実践させるのは本当に難しいと思います。ザリガニ君本当にありがとう。そして、ごめんなさい。
以上、我が家の息子が生き物嫌いを克服した方法と、命の大切さを学んだ体験を記事にさせて頂きました。ザリガニ君はこれからも大切に飼育していきたいと思います。
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